けんけんぱ童話集

赤いチョークで、私たちはすべてのマス目に屋根を描いた。
つま先立ちで、色から色へと飛び移り、
ポケットの中ではビー玉が音を立てていた。
あの頃、私たちの遊び場は世界よりもずっと広く感じられた。
描いたマス目はどれも、ささやいているようだった。
枠にとらわれないで。
ホップスコッチ・バッグを連れて、街を歩こう。
小さな物語を集め、自由な心を詰め込んで。